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インスリンが効きやすい場所 [猫の糖尿病]



猫の糖尿病でインスリンが効きやすい場所があります。

2014-03-03 の投稿を詳しく書きますね^^

日本の多くの獣医さんは
皮下だったら変わりないという見解ですが

インスリン注射器の会社のウェブサイトに
http://www.bd.com/us/diabetes/content/pets/cats/popup_injectcat21.aspx


注意:首筋への注入

「一部の獣医師は
首筋領域は皮膚の下に塊を形成し
インスリン吸収を妨げるので
注入するのに最適な場所では無いと感じ

他の獣医師は
注入技術がある場合は
首筋も注射可能であると感じています。」

と記述があります。

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実際に
インスリンが効き難いうちの猫ちゃんに試したら

効いてきた場所が
12から17までNEXTをクリックしていくと載っている

足の付け根の前、脇の下、脇腹です。

http://www.bd.com/us/diabetes/content/pets/cats/popup_injectcat12.aspx

実際に打っている映像をご覧ください。




病院では皮をテントのように摘まみ皮膚の中に打つ。
と習う場合が多いと思いますが

実際には皮と脂肪を一緒に摘まみ
その中へしっかりと打ちます。

注射器の角度を45度で浅い皮下に打つよりも、
内臓に到達しないようにしっかりと皮膚を持ち上げて
90度で打ち込む方が効きました。


首筋への皮下注射だった時は

インスリンを打って2時間~4時間は下がり
6時間目の測定ではもう上昇していて
血糖値450オーバーの測定不能でしたが


 この打ち方に変えてからは
6時間経っても100を切っている時があるほど
効果が変わりました。

短時間しかインスリンが効かなくて高血糖が続き
合併症の白内障や末梢神経障害が出て
寝たきりになって死にかけていた猫ちゃんが
踵で歩けるようになり、今は踵を上げて歩くときもあります。

 高血糖で何も食べなくなった猫ちゃんには
ロイヤルカナンの退院サポートを与えて
食べるようになったらキトン缶を与えてください。

高血糖に限らず
衰弱した犬猫ちゃんが回復する例が多いです。


 インスリンが効いているかの判断

飼い主さんが測定器なしに判断するには
処方されているインスリンの曲線から
食欲、多飲多尿の症状の増減から判断できます。

インスリンの種類と量を決めるときに

何時間後から下がり出し、
何時間後に一番下がり(ピーク)
何時間後からは上昇が始まる。

という、曲線を説明されていると思います。

その効き始めの時間から効き方が増すと
多飲多尿が顕著に治まります。

打ち方を変えても
多飲多尿が治まらない場合は
インスリン量が適正ではない場合もあります。

インスリン量はかなり変わります。
家では、8単位2回から5.5単位2回
離脱を目指せるかと思ったら7単位2回
6単位2回で落ち着いたかと思ったら
ピーク時に60と低すぎて5単位2回になったり

なので、気になったら測定と単位調整は
常に必要です。

日本の獣医さんは
フルクトサミン300
血糖値150を目指していると思います。
低血糖発作を回避する方針なので高めです。

アメリカでは、常にしっかり下げることで
膵臓が休んで復活できるという事で
血糖値を上げない治療をしているほうが
離脱している事実もありますので

慣れてきたら
インスリン量は飼い主さんが調整すると良いです。

獣医さんは全力で知識と治療をしてくれます。
そのうえで本気で救えるのは
飼い主さんです^^☆

インスリンが効かなくて衰弱していってる猫ちゃんの
助けになれば嬉しいです。




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